OLYMPUS XA4 MACRO
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 オリンパスのXAシリーズは、135フルサイズでありながら、ペンよりも小さなボディ、レンズとファインダーをすっぽり覆うスライドバリア、フェザータッチの電子シャッターなど、発売当時としては画期的なカメラでした。1985年に発売されたXA4は、シリーズの末っ子に当たる最終モデルです。

 生みの親はオリンパスのペンシリーズ、OMシステムの開発者でもある米谷美久(まいたによしひさ)氏。初代のXAは5群6枚のF-ZUIKO 35mm F2.8レンズ、超小型でありながらもレンジファインダー方式、露出は絞り優先AEというスペックで非常に人気を博しました。その後、XA1、2、3、そして4と幾つかの兄弟機が発売される事になります。他の兄弟機に対して、XA4では28mmという広角レンズを搭載し、さらに30cmからのマクロ撮影を可能にしています。XAの様なレンジファインダー機構では無くゾーンフォーカス式が採用されたため、ファインダーはブライトフレームが浮かぶのみです。ピントは前面の距離メモリで0.3m、0.5m、0.7m、1m、1.5m、3m、∞と7段階に調節する事が出来ます。マクロ撮影用として、測距用のストラップが付属しており、伸ばすと30cmあるいは50cmとなる様に工夫がなされています。またマクロフラッシュアダプターがアクセサリーとして用意され、マクロ撮影時のフラッシュ光を調節する事が出来ます。。露出系はプログラムEEで、2秒から1/750秒まで自動的に速度が変化します。シャッター速度が1/30秒以下になると、ファインダーの中に緑色のLEDが点灯し、スローシャッターを警告します。また、フィルムのDXコードに対応しており、市販のフィルムを装填するとISO25-1600まで自動的に設定されます。DXコードに対応していないフィルムの場合は、レンズ下にあるツマミで手動設定が可能です。背面の裏蓋にはクォーツデート機能があり、日付を写真に写し込めます(輸出用の個体ではクォーツデート機能が無いタイプもあります)この他、逆光時の露出補正(+1.5EV)、セルフタイマーなども搭載しています。

 実際に操作してみた感想ですが、まずプラスチック外装がつるんとしてて突起物が無いため、非常に携帯性が良いです。230gという重量も適度な重さ。昨今のコンパクトカメラの様なチープさをあまり感じさせません。特徴の1つであるスライドバリアは片手でスライドさせるのはかなり難しく、両手であけることになります。構えてみると、カメラのホールド性は悪くなく、しっかり持って撮影する事が出来ます。これまで特に手が写り込んでしまうといった事もありません。シャッターは「フェザータッチの」の異名通り、触れた途端に切れてしまう・・・という先入観を持っていたのですが、実際に使ってみるとそういうわけでも無いですね。ある程度「くっ」と押して切れる感じ、不意に切れることはあまり無いです。シャッターは電子式特有の「カチン」または「カッチン」という音がします。思わずヤシカのエレクトロ35のシャッター音が脳裏に浮かびます。。巻き上げは写ルンですの様に右手の親指でジコジコと巻き上げる訳ですが、手持ちのペンS3.5よりも静かで軽い手応えなのは好感触でした。

 さて描写の方ですが、これまでのところかなり良いのではないかという印象です。まず28mmという広角レンズを搭載しているにも関わらず、歪曲がほとんど目立ちません。線が細くシャープな印象ですが、トーンもしっかりと出ていて現代のコントラストの高いレンズとは傾向が異なります。見ていて疲れを感じさせない写りと言えます。明るい屋外で撮影したカットでは、かなりの量の周辺減光が見受けられます。XA4の周辺減光は、他のサイトでも良く記述されています。しかし室内など比較的シャッター速度の遅い状況では周辺減光はほとんど見られません。このことから、XA4の周辺減光はレンズの特性というよりも、むしろシャッター羽根の動作するスピードに起因するものが大きいと個人的には考えています。XAシリーズのシャッター羽根は比較的まったりとした動作をしています。よって中心部と周辺部では露光量の差が大きくなってしまうわけです。シャッター速度が高速になるほどこの「露光量の差」は顕著になり、逆にスローシャッターでは、その差は相対的に小さくなるため、周辺減光があまり目立たないのではないかと考えています。





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PROVIA400, AE
 「わりと良く写るなぁ」第一印象はそういう感じです。中心部はかなりシャープで解像度も高いのが分かります。明るい屋外では、この様に周辺減光が顕著に現れます。これに関してはそれぞれ個人の好みが分かれるところでしょう。それにしてもこの落ち方。例えるなら「写りの良いロモ」とでも言いますか・・・(笑)

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SUPERPRESTO (ISO400), AE
 プロ野球を観に行ったときの一コマです。ISO1600のモノクロネガを2段減感してISO400相当としています。カラーよりも更にシャープさと解像度の高さが分かります。中心部はもちろんのこと、周辺部に当たるドームの骨格もキッチリと描写されているのが御分かりいただけると思います。

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データ同上
 上のコマの中心部を2400dpiでスキャンした物です。選手や塁審の様子、ライン、壁の文字は勿論のこと、向こう側の観客の一人一人までしっかりと写っていました。これがT-proofだと、ここまで細かい描写は出来ないのではと思います。。

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SUPERPRESTO (ISO1600), AE
 最後に近距離での撮影例です。近距離もかなり優秀で、さすがマクロ撮影も視野に入れて設計されただけあります。くっきりと立体感のある写りは、見ていてとても気持ちの良いものです。